東方の三賢者 [イタリア]
イタリアでは1月6日は子供たちが喜ぶ日。
La Befana が靴下にアメやお菓子を入れて運んできます。
ただし、悪い子に対しては、靴下に炭を入れるとのこと。
また、1月6日は東方の三賢者がキリストを祝うために拝みに来た日
とされております。
背を向けて立つ真ん中の三人の男達が東方から現れた三賢者。
イタリア語では、I Re Magi 。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%96%B9%E3%81%AE%E4%B8%89%E5%8D%9A%E5%A3%AB
尚、スペインでは、この三賢者がプレゼントを持ってくることになっております。
同じ宗教でも地域によって内容は変わるんですね。
上の子のたっての願いで、本日もナルニア国物語 第3章「アスラン王と魔法の島」
をレンタルしてしまいました。
さっそく家族揃って見ましたが、第1章や第2章と比べるとCGは相変わらず
迫力満点でしたが、シナリオや演出は劣っているように思われます。
DVDは毎週レンタルショップで借りており、上の子は今までアニメしか
選びませんでしたが、今回のナルニア国シリーズを通じ、自分から
実写版の映画を希望するようになったことに、成長を感じさせられました。
ただし実写版の映画はかなり怖いものや残酷なものがあるので、
ファンタジー映画で平和的なものを慎重に選択し、その中から選んで
もらおうと思います。
長かった休暇も本日で終わり、明日から仕事開始。正直ずっと休暇を楽しんで
いたいところですが、当然ながらそういう訳にもいかないので、給料アップを
目指し(少なくとも現状維持)、前向きかつ積極的に挑んでいこうと思います。
※実際のところ現状維持すら厳しいと思われます・・・
ナターレ (クリスマス) [イタリア]
土日月の三連休も、あっという間に今日が最終日。
三連休と言えども日曜日以外は家内に仕事があったため、パパが子守。
そのためか、三連休だった実感が沸きません。
本日子ども達を公園に連れて行くと、4組の親子が遊んでおりましたが、
同伴している保護者は4組とも全てパパ。3年前からこういった光景を度々
目にします。イクメン・ブームによるものかどうかは不明ですが、いずれにせよ、
奥さんにとっては負担が軽減され、子供にとっては父親を身近に感じ、そして
何よりもパパにとっては、父としての責任を実感できる機会として、
良いことと思われます(遊ぶこと自体、楽しいですし、何よりも愛情が育まれます)。
本日はクリスマスイブなので、クリスマスの話題に切り替えます。
一昨日の土曜日は上の子が通う学童クラブのクリスマス・パーティー。
昨日は下の子が通うリトミック教室のクリスマス・パーティー。
クリスマスは本来キリスト教の宗教儀式ですが、日本ではパーティーとプレゼントの日、
または恋人の日として、国民的イベントのひとつとなっております。
イタリアにおけるクリスマスですが、24日のクリスマスイブには派手なお祝いはせず、
25日のクリスマスがメインのお祝いの日となります(キリスト教国では全てそうかも)。
ちなみにクリスマスはイタリア語ではナターレ(Natale)。
イタリアではクリスマスイブにはチキン等の肉は食べません。一般的にイタリア中南部
ではウナギ、中北部ではタラやシャケ等の魚をディナーにします。
下記の写真は我が家に飾ってあるジオラマ、プレゼピオ (presepio)。
25日0時にキリストが生誕した瞬間のジオラマです。
伝統的に、クリスマスツリーは中北部の文化で、イタリア中南部では
このプレゼピオを飾ります(今では一緒にツリーも飾るようですが)。
クリスマスケーキはイチゴのショートケーキではなく、クリーム抜きの
シンプルなパネットーネ(Panettone) やパンドーロ(Pandoro) になります。
Panettone:
Pandoro:
こうして本日、ナターレの夜 (la notte di Natale) を迎えましたが、
子供達へのプレゼントを直前まで購入しておらず、上の子へのプレゼントは
なんとか昨日調達しましたが、下の子へのプレゼントは本人が希望するおもちゃを
家内が今日、勤務終了に調達する予定でしたが、おもちゃ屋を複数回っても
クリスマスイブとなった本日では既に完売。
とりあえず小さなプレゼントを用意し、サンタさんからの手紙と一緒に
渡す予定です。
※その手紙は、今は工場で製作中で近日中にお持ちする、との内容です。
忙しさから後手後手に回っておりますが、残りの日々をなんとか乗り切ろう
と思っております(年賀状は今日完了しました!)。
イタリアからの小包 [イタリア]
ご存知の方にはお馴染みの、イタリア郵便局の真っ黄色な箱。
イタリアの祖父母(家内の母)より小包が届きました。
箱を見ると子供たちは「Pacco!Pacco!」と叫んで大喜び。
中身は子供用の服とお菓子や食料品。
洋服は、当然ブランド品のわけはなく、製造はおそらく東欧か中国。
日本の子供服と多少デザインや色が異なる程度です。
尚、フィレンツェのすぐ隣にPratoという昔ながらの繊維業の町がありますが、
現在はかなりの中国系移民が滞在して製造に携わっているらしい。
従って、彼らが作った繊維品はメイドイン・イタリアとなるわけですが、
実際は中国人が作っていることになります。
まあ、生産国はグレードを表す指標ですから、誰が作ろうと品質が伴っていれば問題ないかと。
数年前、中国人で溢れかえるイタリアの古都を期待し、この町を訪れたことがありますが、
街中では数人の中国人とすれ違っただけでした。
おそらく工場地帯は郊外にあると思われます。
上はイタリアのチョコレートクッキー。かなり大雑把な味ですが、ポテチのごとく食べ続けてしまいます。
下もチョコレート菓子。味はかなり濃厚。子供たちのお気に入り。
次は米で作ったクッキー。
家内が小さい頃、家内の祖父がよく買ってくれたという、家内には思い出のクッキー。
最後に家内には必須品のハーブティー。
イタリアの祖父母からは、大体二ヶ月に一度の間隔で送ってきてくれ、非常にありがたい贈り物です。
驚くのが、家内から子供の服のサイズを聞いているわけでもないのに、
祖母が常にジャストサイズで選んでいること。
中身のバリューは1万円から2万円位。しかし航空便での送料が2万円前後はかかっているはず。
トータルではけっこう高価な贈り物となりますが、日常の生活において娘(家内)を手伝えないからと、
祖父母の親としての精一杯の思い遣りが感じられます。