ナポリソースのフジリ [イタリア料理]
とにかく忙しい。この週末も仕事関係に追われて過ぎてしまいました。
年間契約の交渉のため一年で最も忙しい時期で、なぜかそういった
忙しい時期に限って、次々と別の出来事が起こりますよね。
写真は今晩の料理。ナポリソースのパスタ。
子供がフジリを希望したため、ナポリソースのフジリ(Fusilli al sugo napoletano)。
トマトベースのせいかボロネーゼ(ミートソース)に似ておりますが、
ソースは牛肉を糸で巻いたものと豚肉のひき肉で煮込んでおります。
豚肉は通常は生ハムやパンチェッタを細かく切ったものを使いますが、
今回手元になかったため、ひき肉を使用。そのせいか見た目は多少ボロネーゼに
似た感じですが、実際の味はボロネーゼとはかなり異なり、トマト味が強いパスタ
となっております(その他に投入する材料も異なります)。
ただしケチャップ風味のナポリタンとは全く違う味ですが、ナポリタンのヒントは
このパスタのソースにあったのかもしれません。
牛肉は煮込んだ後にソースから取り出し、肉料理の一皿になります。
先日授業参観がありました。
学校教育関係は色々と問題や不祥事が起こり日々批判されておりますが、
現場で働いている先生方の大多数は、必死に教育に取り組んでいるように
見受けられました。少なくとも小学校は。
ぶっちゃけ、我々が子供の頃は教師による体罰が容認されていたため、
かなり粗雑な教師が多かったように思われます。逆に今の先生方は言葉による
説明のレベルがかなり高いように思われます(民主主義の浸透)。
ただし、ゲンコツがないと図に乗る生徒が現れるのも現実。
そもそも子供の基盤は家庭であり、体罰がないために調子に乗る生徒は
親の指導に原因があると思います。
仕事に追われる一方、授業参観を通して先生方の指導に感心し、
子の親として嬉しくもあり、また仕事と向き合う社会人としての励みも感じた週末でした。
カキとホウレン草のクロスティーニ(イタリアのパン料理) [イタリア料理]
ブログの更新、かつての勢いはなくなってしまいましたが、
少なくとも週一でアップデートしていこうと思います。
また、イタリアと住宅関連については、ある程度専門的な領域に
突っ込んでいこうと思います(まあ、いずれも私自身が素人なので、
所詮素人知識をまとめたものに過ぎませんが)。
写真はカキとホウレン草のクロスティーニ (Crostini di ostrihe e spinaci)。
カキとホウレン草、そしてその上にまぶしたパルミジャニーノの組み合わせ
が絶妙です!
尚、イタリアのパン料理は下記のように分類されます。
クロスティーニ(Crostini): トーストしたパンに具材をのせたもの。
ブルスケッタ(Bruschetta): トーストしたパンの上にニンニクをのせ、オリーブ油と塩をまぶしたもの。
パニーニ(Panino): 具を上下のパンで挟んだもの。原理はサンドイッチと同じですが、食パンは使用せず。
※尚、パニーニはイタリア語では、通常単数形を使用し、Panino と言います。同じタイプのPanino を複数注文する場合、複数系のPanini を使用します (Vorrei tre panini, per favore. パニーニを3つお願いします)。
また、日本で定番の「トマトのブルスケッタ」、イタリアではトマトの
クロスティーニ(Crostini al pomodoro) となります。
ですが最近はイタリアでも Bruschetta al pomodoro と
表記されることもあるようです。
ここのところはインフルが猛威を振るっているようですね。
会社の中にも欠勤する人が出てきました。
我が家は全員予防接種をしているのでインフルエンザの感染は
免れておりますが、上の子のクラスはとうとう学級閉鎖。
その間、学童クラブが預かってくれることになっておりましたが、
祖父母が面倒を見てくれるというので、子供は家で学習、及び
DVD三昧の日々を送ったようです(祖父が大量に持参)。
昨日、3日間の間に5回も見たという映画を子供達から懸命に勧められ、
一緒に見てみました。タイトルは「ヒックとドラゴン」。
大迫力のCGと、異性物間の友情と共存を描いた映画で、
とっても楽しめました(上の子にとっては6回目!)。
※ピンチの場面で、下の子が「大丈夫だからね、大丈夫だからね」と何度も諭してくれ、種明かしをしてくれたのが、微笑ましかったです。
ポルチーニと赤ワインのリゾット [イタリア料理]
イタリアの松茸と呼ばれるポルチーニ茸。生と乾燥の二種類ありますが、
日本で一般的に使われるのは乾燥ポルチーニ(生ポルチーニの入手は困難)。
この乾燥ポルチーニからはダシも取れます。ポルチーニ茸を水で戻し、
茸と一緒に戻し汁もダシとして使用します(シイタケと同様)。
このポルチーニ茸と戻し汁を使用した料理は、パスタやリゾット、肉料理等、
非常にバラエティに富んでおり、いずれも絶妙にマッチしたポルチーニ風味を
堪能できます。
今回はポルチーニ茸に、更に赤ワインを加えたリゾット。
ポルチーニ風味に赤ワインのコクが加わり、赤ワイン好きの方々には
タマラナイ一品です。
カラスミとアーモンドのスパゲッティ [イタリア料理]
あっという間に終わる週末の休暇。
ここ数年、土曜日はポケモンやドラえもん等のアニメをレンタルしておりま
したが、今年の正月休みに見たナルニア国物語から、週末はファンタジー系
の「実写版映画」の鑑賞になりました。こうなると親である我々も楽しめるので
一緒に見ております。
先週末はあの名作「ET」に挑戦。ETは私にとっては初めての字幕映画、
また家内にとっては父親と初めて映画館で見た映画と、ある意味メモリアル
な作品でありました。
また内容も素晴らしい!我々が子供の頃に感動したのと同じく、上の子も
ETが宇宙船に乗って帰ってしまう場面で、泣き崩れてしまいました(あやし
ている我々親も、実は涙が出るのを必死にこらえておりましたが)。
ふと思ったのが、あの映画は1982年に公開された、今から約30年も前
の映画ですが、あの映画で描かれている住宅や町並みのインフラ、また
食べ物や衣類等の生活レベルは、携帯やパソコンが登場しないだけで、
文明度の部分では現代の我々の生活レベルと比較しても全く遜色がない
ように思われたことです。
ネットという通信が日常にあるかないかで、ライフスタイル自体大きく異なり
ますが、いずれにせよ基本的な生活レベルの領域では、我々はようやく彼ら
の30年前のレベルに到達したのか、と感じさせられました。まあ逆に言えば、
ハード面ではこれ以上はもう進歩する領域がないということになりますが。
カラスミとアーモンドを生トマトのソースで仕上げたスパゲッティ。
味も食感も大満足の逸品です。
カラスミは下記のイタリア製を使用(メイドイン・イタリーのカラスミは
輸入品取扱店で売っています)。
また映画の話になりますが、昨晩見たディズニー映画の「魔法にかけられて」。
これは以前に家内と見たことがありますが、今回は家族一同で楽しめました。
ファンタスティックなコメディー映画で、完成度は非常に高いです。下記のサイト
が的確に要約しております。
http://movie.maeda-y.com/movie/01070.htm
エビと香草パン粉のオーブン焼き [イタリア料理]
今日は上の子の誕生日。
今まで頑張ってきた年数イコール子供の年齢であり、子供の誕生日は
本人よりも親の方が嬉しさを実感しているのかもしれません。
まあ、喜びのタイプが異なり、親の場合は達成感のようなものですが。
下の写真はエビと香草パン粉のオーブン焼き、Gamberoni Gratinati。
オーブンで焼かれた香草パン粉だけつまんでも満足でした。
栗粉のパン [イタリア料理]
イタリア中北部やに山沿いの地域では、料理に栗が頻繁に使われます。
今回は栗の粉を使ったパン、Pane alle castagne。
トスカーナ地方のパンで、Garfagnana地方(トスカーナ州ルッカ県)の栗の粉を
使用したパンです。
栗粉の名前は産地名より、Farina di castagne della Garfagnana。
オーブンの中。発酵のために水の入ったグラスも一緒にオーブンへ。
色は黒色でドイツの黒パンに似ておりますが、濃い色は栗粉によるもので、
ほんのりと栗の味がします。
家内曰く、膨らまし粉が合わなかったせいか、ふくらみに欠けているとのこと。
しかしこの固さに、実にいい感じの噛み応えがあり、個人的にはこれが完成品
の評価。味も食感も絶妙のパンでした。
昨日に続いて本日もレンタル店にてDVDを借り、ナルニア国物語の第2章「カスピアン王子
の角笛」を家族揃って鑑賞しました。
上の子も下の子もすっかりライオンのファンとなってしまいました(カッコイイからね)。
連休も残り一日、とっても憂鬱です。
ミラノ風リゾット [イタリア料理]
今更ですが、DVDでナルニア国物語の第1章 ライオンと魔女を
初めて見ました。
子供達も一緒に楽しめる映画と思って選びましたが、その通りでした。
下の子も頑張ってついてきたのには感服。また上の子も、いよいよ
こういった通常のエイターテイメント映画も楽しめるようになってきたこと
に感慨深いものを覚えました。
子供の頃、ナルニア国物語の本を母に読んでもらい、かなり面白かった
のでその後自分で読んだ記憶があります。
本は映画とは違った楽しさがあるため、子供達にももう少し大きくなったら
ぜひとも読んでもらいたいです。
上記はミラノ風リゾット(Risotto alla milanese)。
スペイン料理のパエリアと同じくサフランを使用しているため、
具なしパエリアに見えますが、ダシを牛の骨髄(Midollo) からとっており、
味はけっこう異なります。
魚介類の具ではなく、サフランの香りが付いたライスを純粋に味わいたい方には、
こちらがお勧めです。
マグロの赤ワイン煮 [イタリア料理]
今日はせっかくの祝日ですが、あいにくの天気。
日中、小雨になった時に、家内と子供達は近所のスーパーへお買い物。
家族揃って風邪気味の我が家は、家の周辺にてゆっくり過ごしました。
下記は料理教室で行なうレシピの予行練習。
マグロの赤ワイン煮(Tonno al vino rosso)。トスカーナの伝統的な家庭料理です。
飲み物としての赤ワインが苦手な方でも、味を楽しめると思います。
週末は好天のようですね。
子供用パスタ [イタリア料理]
下記はPasta al burro。パスタをバターで絡めたもので、イタリアでは子供用パスタの定番。
上から粉チーズをまぶすこともあります。
パスタはねじれているのがCavatappi(栓抜き)、丸いのがRuote(タイヤ)。
うちの子供たちは保育園での甘めのナポリタン風スパゲッティに慣れているせいか、
家でのトマト味のパスタにはまだ馴染んでおりません(ナポリタン自体、美味しいですけどね)。
しかしながらこのパスタは大好物。頻繁に食卓に上がります。
トレビツとエビのタリアテッレ [イタリア料理]
昨日の北風と今日の冷え込み、いよいよ冬の到来ですね。
冬は着込めばしのげるので私は好きですが、冷え性の家内にとっては大変辛い季節。
一般的に女性は男性より寒がりですが、妻の寒がりは極端。あちらのご両親もビックリするほど。
逆に暑さには強く、ほとんど汗もかかず、汗っかきの私には羨ましいです。
上はトレビツとエビのタリアテッレ。ちょっと前に家内が料理教室でテーマにしたレシピ。
トレビツとエビの苦味にタマネギの甘味がうまくマッチした、絶妙の一品です!
ただし子供には「大人の味」らしく、まだ難しいようです。